イタリアにあるフィレンチェ南東のサンタ クローチェは高品質な革(レザー)の産地で知られている。靴やバッグなどの革(レザー)製品をデザイン加工する工房や革専門店が多く集まる界隈に、「革細工技術者養成学校 サンタ クローチェ教会」はある。修道院から技術と伝統を受け継いだ革職人を育成する革の学校。
革の学校
サンタ・クローチェ教会「革の学校」は、第二次世界大戦後、戦争孤児たちの手に職をつさせるために修道院が建設したのがはじまり。革工芸の技術指導にあたったのは、マエストロと呼ばれる優秀な革職人たちだった。革工芸の技術は、教会で使う革製品を作っていく過程で確立されていき、今では、世界的に有名な革やレザー製品を生み出す地として知られるようになった。
革の学校としてはじまった養成学校は、現在は経営者も変わり、「革細工技術者養成学校」と名を変え、世界中から多くの生徒を集うようになった。この革細工技術者養成学校で学んだ卒業生には、一流ブランドの革職人として、また、独立して世界中で活躍する人も多い。
ここで製作されたレザー製品は、サンタ・クローチェ教会の奥に位置する売店で販売されている。革細工を製作する工房も観光客に開放され、自由に見学できるようになっている。
サンタ・クローチェ教会界隈
サンタ・クローチェ教会の界隈には、革専門店や靴やバッグなどのレザー製品をデザイン 加工する革工房が数多く集まっている。革の加工に必要な革の鞣し剤であるタンニンが昔から豊富に採れていた背景もあり、この地域では、伝統的な革工芸の優れた技術が継承されてきた。
今でも、「植物から採れるタンニンを使って時間と手間を惜しみなくかけて革をなめす」という伝統ある歴史的製法にこだわり続ける革工房が多い。
サンタ・クローチェ教会 観光案内
サンタ・クローチェ教会は、ゴシック様式の教会。ミケランジェロの墓やガリレオ・ガリレイ、ダンテ・アリギエーリなど著名人の墓碑が多数ある。また、ドナテッロ作の彫刻やタッディーオ ガッディのフレスコ画など、歴史的にも見ごたえのある絵画や彫刻が多い。革細工の工房を併設しており、売店では、工房で製作された作品を販売している。
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