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織部焼の陶器

日本や海外で、人気の高い織部焼。これまで、銅緑釉のグリーンが上品な器という印象がありましたが、調べてみると織部焼の魅力は、それだけではないことが分かりました。織部焼の特徴は、奇抜な形 絵柄の斬新さ 独創的な作風にあり、歴史もとてもおもしろいもの。

織部焼の由来

織部焼(おりべやき)とは、豊臣秀吉、徳川家康に仕えた美濃の武将であり、千利休の弟子で桃山文化を彩った茶人でもある利休七哲の一人古田織部(ふるたおりべ)に因んだ焼き物の名前です。

また、古田織部 に好まれ、茶の美学のもと指導された登り窯で焼かれ、安土桃山時代から江戸時代に花開き、自由で独創的な作風や造形・型破りで大胆な文様や抽象的な絵柄で装飾された斬新なやきものの総称をいいます。

それまで、模様などの装飾が無いものが殆どの茶の世界の器にまで、模様が施されるようになり、器の常識を破り、様式の上での大きな革新がおこりました。こうしてやきもので栄えた岐阜の東濃地方(多治見 瑞浪 土岐 笠原中心)などでは熱効率の良い新しいカタチの登窯の導入により茶人の精神を反映した日本を代表する多くの器が生み出され、やきもの文化が栄えました。

古田織部の美

古田織部は、師千利休とは異なる大胆さで、器の歪みやうねり ねじれに美を求めたり(変型の妙)、当時流行した染織や蒔絵の模様を取り入れるなど、独創的な美の世界を築きました。

有名な織部焼の器

象徴的な言い伝えに、五島美術館に貯蔵されております 伊賀水差 銘破れ袋があります。その書状には、水差しにある大きなひび割れも一種の趣向になると残されてあります。大きな傷やひびわれをも趣とする、そんな桃山文化の茶人 古田織部に因んだ焼き方です。