精神で茶に接した東洋人に対し、目と舌を持って茶を楽しむ慣習があった西洋人は銀器を好んで用いる。その価値観の違いが東洋と西洋の金属器の様式の違いにも繋がる。
ヨーロッパにおける銀器の歴史
ヨーロッパにおいて銀器の歴史は非常に古く、ローマ時代には銀食器の存在があったといわれる。ギリシャ時代には、銀器は最高の器として高められ、宴席にかかすことはできないもの、また国交を結ぶ贈物として絶対的なものとなっていく。
ヨーロッパの上流階級では、宴席や食卓を銀食器で構成することは誇りとされ、現在でも先祖代々から少しずつ揃えられた銀食器を大切に使う習慣がある。変色し易い銀器は、手入れが必要とされる。ヨーロッパの人たちには、銀器は手入れをすることは当たり前として捉えられている。ヨーロッパの国々では、銀器は使うほどに風合いを増していく優雅な工芸品として大切に扱われ、守られている。
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