マルクの大暴落や極端なインフレで20世紀初め、ドイツは大きく変わります。1932年には420万人の大都市となったベルリンは、かつてない繁栄に伴い、芸術 文化も新しいものへと変化していきます。それまで、芸術家に第二の我が家とまで言われたカフェも時代に翻弄されていきます。
芸術家に愛されていた頃のカフェ
カフェは、新人作家がベテラン作家と接触し、作家が出版社の人や編集者と出会う機会を与える場でもありました。新聞も読み放題でしたし、たった一杯のコーヒー、一杯のビールで芸術家は大理石のテーブルにデーンと何時間も腰をおろし、カフェの雰囲気を味わいました。
ヨーロッパのカフェ文化と芸術家
どうしてここまでカフェは芸術家を惹きつけたのでしょうか。芸術家が大好きなカフェの主人は、例え1杯のコーヒーでどれだけ居座られようと構わず、時にはつけ払いを快く受け入れました。カフェのボーイも、おかわりを催促することなどはしませんでした。また、懐具合の悪い芸術家の変わりに費用を肩代わりしてくれる客もいました。「あなたにまだお借りしたお金を返してなかったですよね。今返してよろしいですか」っとさりげない気配りで。
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