1817年、芸術の地イタリア、ミラノにあるスカラ座の隣にカフェ コヴァ(Cafe COVA)は創業されます。クラシックな調度品で飾られたカフェ コヴァの内装は、貴族や財閥など上流階級の人々に限定されたものでした。
カフェの歴史
カフェ コヴァでは、流行の最先端をいく催しや企画が繰り広げられ、常に社交界へ話題を提供し続けるカフェとして存在がありました。第二次大戦に巻き込まれたカフェ コヴァは、1950年にモンテ ナポレオーネ通りに移転します。
カフェ コヴァはステータス
創業者であるアントニオ コヴァ(Antonino Cova)は、各界のセレブリティーを魅了してきました。トルコ風 ハンガリー風 エジプト風といったパーティが毎夜のように催され、カフェ コヴァが提供する趣向の凝らされた料理や飲物、音楽、余興は常に流行の最先端でもありました。
客は、この洗練されたカフェ空間に入ることを権威、ステータスであるという意識をもち、カフェでは、誰であっても不作法な服装やふるまいは許されませんでした。品位を失わず、互いに向上しあえるものであるべきだという不文律がありました。
Cafe COVAの客
ミラノにあるスカラ座の傍らに位置するこの優雅な老舗カフェは、ヘミングウェイをはじめ作曲家ヴェルディー、蝶々婦人の台本を書いたジカコーザなどの音楽家や作家などが集うサロンの役割をも担ってきました。
(参考資料 やんごとなき姫君たちの食卓 桐生操著)
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