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旧海軍の遺跡 二級水源地

二級水源地全体の写真

呉市水道局の二級水源地は、旧海軍とともに発展し、呉市とともに歴史を刻んできた遺跡でもある。明治22年9月旧海軍により造られた呉鎮守府水道であり、旧軍港水道、旧海軍水道などとも呼ばれていた。

二級水源地の歴史

昭和17(1942)年にはこの二級水源地上流に、大日本帝国海軍による軍事施設への水 電力の供給要請に応えて、広島県が海軍基地のあった呉市の名勝地二級峡に黒瀬川をせき止めたダムも建設。戦後は、GHQの要請により日本海軍施設から呉市水道局に譲渡される(昭和25年公布の旧軍港市転換法に基づく)。

戦後しばらくは、呉市へ上水道が供給されていたが、呉市のダム上流地区の開発にともなう水質悪化により上水道施設としての利用をやむなく停止。旧石内浄水場は二級水源地へと名前を変え、現在も工業用水用の水供給が行われている。水の供給と発電を目的とした二級ダムから太いパイプで水力発電を行った後の一部の水がこの二級水源地に流れている(一部は河川に放流)。明治32(1899)年に、現在は95箇所ある中国地方の発電所の内、はじめて建設された発電所にあたる。

水源地案内

二級水源地の各ポイント

1、二級ダム 甌穴橋
2、落差のある発電用放水パイプ
二級水源地の周囲は中国自然歩道の一部となっており、二級ダムや珍しい甌穴が見られる名所。岩石が何段もの滝を生み、曲まがりくねった流れ 曲流を造っている。

1の赤い橋 甌穴橋付近には滝壺にできた甌穴や渦を巻いてできた甌穴など大小様々な甌穴の自然美が特に多く見られるエリア。二級峡の渓谷には遊歩道が整備されている。

二級峡の甌穴(おうけつ)は、黒瀬川の侵食によってできた花こう岩の丸い穴で、地質学的にも価値の高い美しい峡谷。昭和24年には、広島県の名勝天然記念物に指定。 二級峡は、歴史書「芸藩通志巻三」で大滝と呼ばれ、安芸国第一の滝として紹介されている。

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