昔の日本人のほとんどが親の決めた相手と結婚したと思っている人が多いようです。しかし、調べてみると日本には、想像以上の恋の文化があったようです。
戦前と戦後の結婚スタイル
太平洋戦争前に結婚した人達の多くは、若い頃恋愛を経験しているのに対し、戦後に結婚した人達の大半は、親の決めた相手との結婚でした。これは、ある時期からの国民の恋愛観に、大きく変化があったせいですが、戦前の日本では、恋に対してもっと自由な気風が存在していたようです。
男女の出会い
そんな昔の若い男女の最大の出逢いは、何といっても盆踊りでした。自分達の村はもちろん、近隣の村の盆踊りにまで、男女を問わず当時の若者は出掛けていたようです。その際、村の娘が、他村の男に悪い誘いを受けないよう、同じ村の男子が同行しました。近くの村といっても、車なんてない時代。てくてくと真っ暗な夜道を若い男女が連れ添って行くわけです。当然いろんな会話を交わして心安くなり、これをきっかけに恋に発展していったのは、想像に難くありません。
私達の10代の頃の思い出でも、盆踊り等のお祭りでは、友人がいつの間にか好きな子と付き合い始めたなんて事があったような気がします。祭りには、何かそんな力が働くのでしょうか。
しかし、当時もっと驚く出来事が。二人のお互いを想う気持ちが固まると、結婚を前提として、娘の部屋に男子が毎夜泊まりに行き(これを足入れといいます)、それは親公認だったということです。
生涯の伴侶を見つける為の自由な恋愛。この足入れの段階になると、たとえ親は反対の意思があってもあきらめて認めたといいますから、少なくとも「娘はやらん」というお父さんの声は聞かれなかったのでしょうね。
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